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親知らずはどうして抜く人が多いの?
「親知らず」は奥歯のさらに奥に生えてくる歯で、永久歯が生えそろった後、十代後半くらいから生え始めます。現代人の顎は古代人と比べて小さいため親知らずがきちんと生えてくるスペースが足りず、親知らずは抜歯するケースが多々あります。まっすぐ生えてくる親知らずはまれで、斜めや横向きに生えて周囲の歯や歯ぐきに悪影響を及ぼしていることも多くあるのです。また、まっすぐ生えたとしても、お口の一番奥にあるため、ブラッシングが届かず虫歯になりやすいことも親知らずの特徴。そのため、トラブルを引き起こす前に抜歯される方が多いのです。
親知らずを抜く理由
親知らずは必ず抜歯しなければならない、というわけではありませんが、多くのケースで親知らずが口腔内環境に何らかの悪影響を及ぼすため、抜歯をすすめられることは少なくありません。次の項目に当てはまるものがあるなら、親知らずを抜く必要性が高いといえます。
- 上下の歯がうまく咬み合わない
- 傾いて生えている
- 上下のうち片方しか親知らずがない
- 横向きで生えている
- 親知らずが大きく虫歯になっている
- 埋もれたまま伸びて神経に障っている
- 食べかすなどが詰まりやすい
- 激しい痛みや腫れが起こっている
- 親知らずで頬の内側をよく咬む
- 親知らずが原因で歯並びが乱れかけている
抜いた後に気を付けるポイント
親知らずの抜歯後は、出血や痛みがあります。不安に思われるかもしれませんが、通常数日でよくなります。抜歯後は次のような点に注意して、安静を心がけましょう。
- 麻酔が切れるまでは感覚が鈍くなっています、唇や頬の内側など咬まないよう注意してください。
- 抜歯後の穴には血の塊ができます。組織の再生に役立つ大切なものですから、強いうがいなどで洗い流さないようにしましょう。
- 痛み止めと抗生物質が処方されます。歯科医師の指示に従って、適切に服用してください。
- 痛いからといって、冷やし過ぎはかえってよくありません。
- 抜歯当日は出血量が増えるような血行が促進されることは控えましょう。
例)長時間の入浴・サウナ・激しいスポーツ・飲酒など - 抜歯後の穴が気になっても、あまり指や舌でさわらず、清潔を保ちましょう。